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お子さん２人も発達さん。おんちゃんにインタビューして来ました！

一言で言うと「いけすかない子供」よね。頭が良くて3才くらいで「口から産まれて来た子」って言われてました。大人になって精神科でIQ測ったんだけど、やっぱり納得でメンサ一歩手前くらいの数値叩き出してたんですよね。言語理解と処理速度が高くて発達に見えないタイプ。今まで１回もバレた事ないんですよ。 小学校入学する頃には教えて貰ってないけど「ひらがな」「九九」とかは出来てましたよ。

空気読めなかったから浮いてましたね〜。子供じみた事が嫌いでお遊戯会の振り付けとかおままごとも意味が解らなかったですね。不自然なワザとらしさに耐えられないんですよ。行事の時に被るお面もせいぜいガチャピンぐらいの精度まで頑張ってくれないと納得出来ないですよね。 あと、先生の指示をみんなと違うように受け止める癖もありましたね。お絵かきの時間で先生を描く授業があって、みんなは2人居た先生のうちのどちらかの先生を選んでアップで書いてるのね。私だけが先生が２人居る教室の様子を書いていました。先生に「心に問題があるのでは無いか」と親に報告されて家に帰ってこっ酷く叱られたのを覚えています。 同調圧力が今以上に強い時代だったから大変でしたね〜。おそらく他の子供たちはみんなが何を書いているか観察してから描き始めてるのね。私だけは自分の世界で描き始めてるから周りなんて見ていないんですよ。空気が読めないのはその後も続きました。

うちは５才で両親が離婚してて私は施設、妹は親戚に家に引き取られたので家族と暮らした記憶が薄いんですよね。パパっ子で父が大好きだったので自分の妄想の中で理想の父親像を作り上げていました。先日、自治体から連絡があり32年ぶりに末期ガンの父と再会しました。今も電話で話しますよ〜。もうね、父はめっちゃADHDだと思う。 天気管って言うのかな？天気によって色が変わるガラスの瓶があって、プレゼントしたんだけど1ヶ月もしないうちに瓶の中身を湯煎に掛けて溶かしちゃってました(笑) もうちょい持つと思ったのにな〜。普通の楽しみ方出来ないんですよ

今思い出してみると本当に破天荒な父で体温計も割っちゃうし、上の階に住んでる人がうるさいから物干し竿で天井に穴開けて威嚇したり、排便後紙が無いからお札でお尻拭いたり信じられないエピソードだらけです！50年前に服薬してて欲しかったな〜

当時は離婚家庭が少なくて学校でも虐められてきたので親を恨む事はありましたね。 離婚直後は私も妹も母に引き取られたのですが、母も似たような感じで子供が育てられず、結局私は施設に行くしか無かったので母も発達の要素はあったんじゃないかと思いますね。 私は母に施設に置き去りにされたんですよ。児童相談所の職員とブランコで遊んでいる間に母は居なくなっていて…数時間経って「自分は騙されたんだ。置き去りにされたんだ」という事に気づきました。当時5歳だった私は大泣きして、初めて喘息の発作を起こしたんですよね。施設内の幼稚園・小学校に通っていたので外部との接触は一切無く、上級生や職員からの虐待も日常茶飯事でした。何回「今死ぬんだろうな」と思ったかわかりませんね。 当時5歳の私が怒り続けるのはとても辛く、なんとか母を許せる方法を探しました。母が自分を捨てたという気持ちは許し難く40年以上、母を恨んだまま生きてきました。

最近40年ぶりに施設を訪れた時に対応してくださった職員さんの穏やかさや心遣い、当時の職員の対する文句を根気強く聞いてくださった事で私の中の5歳の私が母の事を許したんだと思いますね。それからというもの許す、許さないで苦しい気持ちになる事は無くなりました。母と同じ立場であっても私は子供を絶対に手離さないです。信じられない事に母は離婚して2年も経たないうちに彼氏を作って家に連れてきてたんですよ！

おそらく妹はASDの尊大型ですね。当時、私は身体が本当に小さくて小学生で４歳用のズボンが入っていたくらい小柄だったので妹のお古を私が着ていました。家族内カーストも妹の方が上で私の意見が通る事は少なかったですね。妹のアッシー君になる事が多くて、妹も喘息なのに病院に行かず私の薬取られちゃったりするんですよ。数年前までは交流があったのですが、私に発達障害の診断が出た途端「障害者ぶりやがって！連絡して来るな！」と言われ疎遠になったので、ここ数年連絡を取っていませんね。

小学生の時は週２回アレルギーを直すための注射を打ちに学校を休んで病院に通ってたんですよ。「二十歳まで生きられない」って主治医に言われるくらい重症でよく発作を起こしていました。発達じゃなくても虐められる要素はたくさん持っていたかな。 当時は喘息に対する偏見も酷くて感染ると思われていたので虐めの対象になりやすかったですし。発作を起こされると怖いから体育の授業も出ないでくれって言われてましたね。

両親が離婚後、寄宿舎生の養護院に居たのですが家出をし過ぎて教護院送りになったんですよ。鑑別にも４回行ってます。そこで初めて水泳をやりました。身体測定で肺活量がめちゃめちゃあったので無理矢理水泳部に入れられた感じですね。ASDの研究癖が生きたのか独自の練習方法でフォームの研究をしましたね。筑波大学の水泳フォームのビデオを見て真似してたんですが、独特過ぎて誰もついて来てくれなかったです(笑) 教護院は朝起きるとランニングの時間があり、何度か喘息の発作を起こしましたが、それでもランニングは必須だったので大変でした。身体が多少強くなったのはその時のお陰もあるのかな。と思っていますね。 大きな声じゃ言えないけど、当時は体罰もあって先生にデッキブラシで殴られたりしてたのでいつ死んでもいいと思っていましたね。喘息でタバコは御法度なのに吸ってましたよ。何故かタバコで発作が起こった事は無いのですが(笑)

就職決まらないと教護院は出所が出来ないんですよ。看護師になりたかったけど免許が無いし、看護の夜間学校も教護院から斡旋が出来なかったようで諦めました。 手先が器用でレース編みのテーブルクロスを作れたので、洋裁の婦人服の会社に就職しました。15歳の頃ですね。ミシンが３台、裁断係が一人の小さな工場に配属されました。工場の埃が凄くて喘息が悪化してしまったので退職しましたが、仕事は好きだったので、その後洋裁の専門学校にも行きましたね。パタンナーになりたかったんですよ。授業で紹介されたイブサンローランのデザイナーが作った荒削り過ぎる原画から洋服を作っていくパタンナーに感動して目標にしていました。昼は学校、夜はスナックでバイトして忙しかったです。

洋裁の専門学校も水商売が楽しくて退学しちゃったんですけどね(笑)当時バブルで色々楽しい時代でしたね。16歳で銀座の小さなクラブで働いてましたから。 2ヶ月くらいでバックれたら、刑事が家に来た事があって驚きましたね。私は全然知らなかったけど、店主が売春の斡旋をしていたらしく補導対象に上がったようです。その日喘息の発作起こして辛かったのですが、警察まで覆面で連れて行かれました。

有名な大型店は18歳にならないと働けないので以前スカウトされた大型店に18歳の誕生日に入店したのを覚えています。高級店で働いていた時は接待が多く10万以下のお会計は見た事無かったですね。夕やけニャンニャンが流行っていた時代でキャバクラが空前の大ブームでしたね。1日に400人来店してて本当に忙しかったのでお金には困らなかったです。

私はちょっと頭がおかしいみたいで大型店を突然辞めて小さいとこで働いたりしてたんですよ。場末の店に行った時は大型店には無かった解りやすいイジメがありましたね。 他の席に呼ばれて抜けた時にコースターに自分の悪口が書かれてて笑いました。私の指名客に堂々と「指名変えてよ」と言う女の子もいて、私の売り上げは伸びる一方でしたね。 指名客も守ってあげる使命感に燃えるようで来店率が良くなるんです(笑) 場末の店ではずっと成績トップだったので自分で出勤せず、お店に迎えに来させたりしていましたね。嫌味を言われても全然響いていませんでした。

ところが20代入ってから体調悪化が顕著で3ヶ月に１回は40度の熱が出るし、22歳の時には胃潰瘍で倒れてしまいました。身体には随分負担を掛けていたんだと思います。 数ヶ月休んでる間に激太りしてしまって、今までチヤホヤして来ていた人達が手の平を返したように冷たくなったのは堪えましたね。当然店もクビになったし醜形恐怖だったと思います。鬱で髪を梳かしたり、お風呂に入る気力も残っていなかったです。

当時はメンクリの敷居が高くて受診出来なかったんです。 それまでは発達で空気が読めないから、ブスな子に「ブス」って普通に言ってたんですよ。ピンクハウスのフリフリの服着てる子に「ブスがそんな服似合わない」って言ったりとか。 自分が太った事で発言の酷さに気づけたんですよね。太らずあのままだったら自分がどんな人間になっていたか興味がありますね。「今、この瞬間が楽しくて1秒後に死んでいい！」ってくらい刹那的な生き方をしていたので自分を振り返るいい機会になったと思います。自転車もブレーキかけなかったし刹那的というより超絶ADHDですね(笑)

子育てですね。不器用全開でした。2人兄弟ですが特に下の子は発達特性が強くて大変でしたね。1歳10ヶ月差で産んでるので発達幼児二人抱えて毎日が戦争でした。 拘りを捨てれば良かったのですが、毎食後のぞうきん掛けや手を掛けすぎた離乳食などで完全に疲弊していました。後に子供２人も発達診断が出るので納得なのですが、周囲の「工夫次第で何とでもなる」や「子供はみんなそう」という言葉に苦しめられましたね。 発達児に「ちょっと待って」は通用しないし、成長しても少しも目を離せないんですよね。 マンションの5階に住んでた時は子供が室外機をよじ登り、柵に両足掛けて落下する寸前だったし、チャイルドロックをしていたにも関わらず怪力で喘息の薬をこじ開け飲んでいたりで毎日生きた心地がしなかったです。

救急搬送も頻繁にあったし手助けしてくれるような人も居なかったので、メンタル体力共にやられていましたね。旦那は回避傾向があり育児の協力どころでは無かったので余計に大変でした。私が熱を出したら同じように熱を出すし、腱鞘炎の腫れた腕で育児をしていたら両腕を包帯でぐるぐる巻きにした姿で帰宅して「見ろ！俺は腱鞘炎だ！」と大声で叫んでいました。奇行が目立つタイプでマンションの5階から飛び降りたのは家族内の伝説になっています。

出産後あまりに疲れ果てた私を見て保健師さんが精神科を勧めてくれたんです。最初は境界性人格障害の診断が出ていてびっくりしましたね。症状にも全く心当たりが無かったし、当然の事ながら薬も効かなかったので後に誤診が判明しました。

ADHDで最初に出されたのはストラテラでしたね。易怒性が上がるようで、思春期に差し掛かる子供を前に怒ってばかりいるのも申し訳無いと思ったので、インチュニブに変更しました。インチュニブは感情が無になるんですよ。本当はコンサータが良かったのですが12Hしか効かない事を考えると24H戦争の当時は飲め無かったですね。 今は上の子しか居ないので、最近コンサータに切り替えて良い変化を感じています。現在72ミリのMAX量飲んでいるのですが54ミリで恩恵が来ました。一番変わったのは写真ですね。趣味で撮っているのですがインチュニブの時には無かった感動が戻って来ました！ 100枚撮れば2~3枚は納得できる出来になっています。コンサータは心の揺れ幅が広くなるから最初は戸惑うけど、更年期にも差し掛かったのでコンサータでQOLを上げて行きたいと思っています。ADHDの私には振れ幅が無い方が人じゃ無い感じで辛いんですよね。子育て中は感情が平坦になるインチュニブが良かったけど、今はコンサータかなぁと思ってますね。

50歳なのにADHDな事！Twitter楽しんでたら、ある人には黒魔術師にされちゃうし(筆者ですww)周りに痛いと思われてるのかなぁ〜(笑) あとは飽きっぽさとかよく財布落とすとか。落し物でお金掛かるからいつもお金は足りませんね。ワーキングメモリ凹で短期記憶が悪いからそこまでできるのにこれ忘れるの？みたいな事あるんですよ。処理速度と言語理解高いバレにくい発達だけど説明しないと解って貰えないのは辛いですね。イメージと実態が違うから苦労するし、解りやすく出来ない人みたいに助けて貰えないですね。

派遣でデータ入力してた時なんか他の人の2~3倍終わらせてるのにハブられてました。 入力業務の過集中で電話が聞こえ無くて取らない事が気に入らなかったんでしょうね。飲み会に自分だけ呼ばれなくてほんと嫌になっちゃう。部屋は安定して汚くて、いつも泥棒が入ったあとみたいになってますね。定番の回答でしょうけど (笑)

昔から医療職に興味があったので、心理カウンセラーを取りたいと思っています！ほんとは高卒認定から取って臨床心理士になりたいけどちょっとお金的に厳しそう。上級心理カウンセラーやチャイルドカウンセラーも目指せたらいいですね。 あとは発達障害でお金に困っている人に障害年金の事とか教えてあげたいかな。 社労士になっちゃうとお金頂かなきゃいけないからボランティアで考えてます。ピアサポータの養成講座が最近終わったんですが、農家で働く知的障害者を見て日本の闇を知っちゃった感じでしたね。早く福祉に繋がる事で貰えるお金もあるので教えてあげたいです。世界は救えないけど、自分が困ってきたことはみんなに共有したいじゃないですか。必要な人達に知識とお金が届く事を目指したいです！