こんにちは〜!初めまして。素敵なお部屋ですね!Zoom用の背景ですか?
主人のお店なんですよ。理髪店をやっていてそちらから繋いでます!
主人は高次機能障害でADHDの自分とそっくりな症状が出ていて、そのご縁で知り合い今に至ります。
高次機能障害は集中力が途切れやすくなったり、色んな事で気が散りやすくなるので一時期はバックミュージックで気が散ったりしていましたが今は治療で随分良くなりました。
素敵なご夫婦ですね!羨ましい!そろそろ本題入って行きますね〜子供の頃はどんなお子さんでしたか?
物忘れが酷く多動で先生にも目を付けられていた子供でしたね。
色鉛筆で塗ってくる指示を聞き間違えてクレヨンで塗ったり、勉強でも計算間違いがなかなか減らない事が悩みでしたね。授業中もお喋りが止まらず注意された事が一度や二度ではありません。ランドセルを机の上に置いていくなど特性爆発で先生にも怒られ過ぎていましたね。
ボンヤリしていて手が掛かる子供だったので発達支援クラスの子供とペアを組むように言われていて、混乱しながらもその子のお世話をしていました。
両親とも医療従事者の夫婦で母は引退後専業主婦をしていました。
両親は私の発達特性にはなんとなく気づいていたようで診断が出た時もさほど驚いた様子はありませんでした。
父はASDが強い気がしますね。こだわりが強く物事が自分の概念からずれると感情的になる傾向があります。
自分の理論が強く、場面によっては一般常識から少しずれていると感じる部分もありました。
医療従事者の仕事にはプラスに働いた側面もあったのかもしれません。
兄弟は兄が一人います。兄にも多少の発達特性があるようで子供の時は気にならなかったのですが、金融業界に進んでからケアレスミスに悩んでいるようですね。数字に強くキッチリしたタイプで無いと勤務しづらいようです。
突発的に喋ってしまう事ですかね。話す内容に主語述語が無くて何の事を言っているのかよく解らないと言われることがありましたね。友人間でも会話が続かなかったりして女子の輪にうまく入っていけないので少し引いたところで見ていましたね。空気が読めないので弄られ役に回された時は困惑してしまいました。
小学生の頃はバスケットボール部に所属していましたが、人数が多くて人間関係に苦労しましたね。
反対に人数が少なく男子も居た中学校の陸上部時代の方が気楽に過ごせました。女性ばかりで人数が多いとドロドロしがちで苦手なんだと思ってますね。
女子同士の人間関係大変ですよね〜進学先はどのようにして選ばれたのですか?
父と母が医療従事者だったので自分も医療関係の仕事に就きたいと思っていて作業療法士の専門学校に進学しました。作業療法士とは骨折や脳梗塞などダメージを受けた人の日常生活の回復を支える仕事です。
患者本人と一対一で向き合う機会が多いため、数値や薬を扱う事が中心となる他の医療職よりも自分にあっていると感じました。
当時アルバイトもしたことが無く、自分の特性を知らなかったので実習先で学校の先生の手を離れた時が辛かったですね。「貴方のやっていることは普通では無い」と現場で注意され落ち込みました。課題をキチンとこなせない辛さが精神科を受診するキッカケになりましたね。
精神科に行ったのは学生時代だったのですね。発達障害の診断はそこで出たのですか?
当時はまだ発達障害が診れる精神科がほとんど無くて専門学校時代から通い始めて診断が出るまでに10年かかりました。最初の受診では自分の症状が上手に説明出来ず、紙に書いて渡したのですが医師に理解して貰えませんでしたね。当時ADHDの処方薬はリタリン一択だったので医師も慎重になったんだと思います。
社会人になって4件目の病院でやっと診て貰えた感じですね。当時は仕事で疲れ切り生活も破綻状態だったので発達の薬の前に緊張を取る薬を出されていました。
今まで出された薬は「プロプラノロール」「アムジピン」「コンサータ」「ベルムゾラ」「フルボキサミン」など多岐に渡ります。かなり処方は多いのですが今まで処方されていたものを急に切らない方が良いとの医師の判断で飲み続けていますね。コンサータはとても効いた感じがあり頭がスッキリする感覚が今までと全然違いましたね。仕事でメモの整理が出来るし、やるべき仕事がぽんぽん出てきてタスク整理もしやすくなり非常に救われた反面、一錠の値段は高く、自立支援制度の利用は必須だと感じています。
それは良かったですね!薬で睡眠状態などは改善されましたか?
昔からずっと不眠タイプで疲れ切っていない時は薬でなんとか寝ているような状態です。何かに集中してると寝るの忘れてしまって日中ボーッとするのは学生の頃からでしたね。
waisは仕事柄全ての答えを知っているので受験する意味が無いと思っていますね。逆唱などは自分でやってみても苦手なので動作性凹タイプなのでは無いかな〜と思ってます。
社会に出てずっと作業療法士をされていると思うのですが、ご自身ではどんな働き方が合っていると思いますか?
作業療法士が活躍する場所としては「病院、老健、精神科、身体障害」なんかがあるのですが、今やっている「身体障害」は治療に対して明確な答えがあるので自分には向いていると思いますね。調べたら答えが出てくるので消化不良に陥らないで済んでいます。
反対に抽象的な事を扱う「精神」は興味はあるけれど苦手な範囲だと思っています。正解が無い事を楽しめる人は良いかもしれませんね。
その時々によってコロコロ変わるのですが、1つの事をずっと頑張っている人は本当に凄いと思います。作業療法士を職業選択に入れた点では両親にも勿論影響を受けていますね。身内にアドバイスをくれた人がいたのは本当に有難いと思っています。各医療職の具体的な仕事内容が知れた事も大きかったですね。
これがかなりあるんですよ。
誤字脱字や時間の間違えなど見落としが多いですね。
仕事歴も長くなり後輩が出来ると人を纏める能力に難がある事に気づいてしまいましたね。
人に何かを頼む事が苦手で頼み方が解らないんです。仕事のスタートとゴールを明確に伝えられず、人に頼むなら自分でやった方が良いという考えに陥り自分の首を締める結果になる事があるんですよね。
また、語釈もあったりするので自分が意図した事と違う伝わり方をしている事もあります。人に伝わる説明って難しいですね。
過集中に入れることですかね。明確に答えがあるものに対してゴールが決まっていれば工夫が出来たり、発想力が活かせるところもADHDの強みだと思っていますね。
逆に期限や予算などの縛りが多いものが苦手なので、ある程度の裁量と寛容さが欲しいところですね
仕事を続けていたいですね。後輩に多少なりともげんなりされないようになりたいと思います。
私生活では子供が欲しいと思っていますね。今は病院に行った友人にエピソードを聞く程度なのでゆっくり考えてみようと思います。